●工法紹介

 BG工法

 都市部の再開発に伴う既存ビルの解体工事では、往々にして狭所で地中に残存している旧躯体を撤去することがあります。旧躯体とは鉄筋コンクリートからなるビルの基礎部分ですが、生半可な機械では、これらを撤去することは出来ません。しかし力の強い大規模な機械は現場が狭くて入場することが困難な場合も少なくありません。

 そんな時に活躍するのがBGマシンです。1.2㎥のバックホーをベースにしたこのBG機は、リーダーに高トルク油圧モーターと切削ビット付きケーシングおよびオーガースクリューを装備して、地中障害物を破砕撤去して行きます。

 写真のようなケーシングによるコンクリート切削の他、アタッチメントを変えてオーガースクリューを装着すればロックオーガー工法、またダウンザホールハンマーを装着することも出来ます。BG工法で使用するケーシングはφ650mm、φ750mm、φ1000mmの3種類です。削孔長はφ650とφ750mmが15m、φ1000mmで10mまで行えます。